「採用動画をもっと多くの人に見てもらいたい」「採用動画を作ったはいいがどうやって運用すればいいかわからない」など、動画の運用方法でお悩みの方はいませんか? 良い動画を準備できたとしても、求職者に見てもらえないことには採用にはつながりません。
このブログでは採用動画の運用【前編】として、動画運用に欠かせないメディアであるSNSとYouTubeの活用方法を解説します。SNSやYoutubeは求職者と企業をつなぐ優秀な採用ツールとして多くの企業に注目されています。これらのメディアを最大限に活用して、採用活動をブラッシュアップしていきましょう。
記事の目次
採用動画を自社のHPに掲載するのは一般的な方法ですが、果たしてその動画はどのくらいの人に視聴してもらえるでしょうか? そもそもサイトのアクセス数が少なければ、視聴数を増やすのは困難なので動画をサイトに載せるだけでは不十分だといえます。
そこで活用したいのがSNSやYouTubeなどのメディアです。SNSやYouTubeは利用者が多く、今では情報検索のためのツールとしても使われているため、採用のプラットフォームとしても有効利用できます。また、これらのメディアは動画視聴に特化した機能もあり、動画との相性も抜群です。
ソーシャルリクルーティングという言葉もあるように多くの企業が採用活動にSNSやYouTubeを取り入れています。これからの採用活動はSNSの導入が必須になるといっても過言ではありません。
採用活動でSNSやYouTubeを活用するメリットやデメリットを理解しておきましょう。
まずはメリットを説明します。メリットは次の2点です。
【SNSやYouTubeを採用に活用するメリット】
・多くの人に情報を拡散できる
・さまざまな情報を配信できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
SNSやYouTubeを活用する最大のメリットは多くの人に動画を拡散できることです。従来の求人広告やサイトでは、仕事を探している人や自社に興味がある人にしかリーチできませんでしたが、SNSを使えば求職者以外にも多くの人に情報を届けられます。
SNSは情報をシェアする文化があるので、ユーザー間でどんどん情報が拡散されていきます。興味がありそうな投稿を自動的に「オススメ」する機能もあり、関連する情報を調べている層にアプローチできる可能性もあります。
求人広告や採用サイトは発信できる情報の量に制限があったり、掲載すべき内容がある程度決まっていたりするため、採用に必要な条件や給与などの項目がメインになりがちです。しかし、SNSやYouTubeは投稿数に制限がないので、さまざまな情報を配信できます。
職場の様子がわかるような日常の風景や従業員の生の声を投稿したり、イベントの様子をお知らせしたり、幅広い内容をアップしてみてください。いろいろな情報をアップすることで会社の理解が深まり、採用のミスマッチが防げます。また、同業他社との差別化にもつながり、自社のブランディングを確立しやすくなります。
続いてデメリットを説明します。デメリットもしっかり理解しておくことでスムーズな運用ができるようになります。デメリットは以下の2つです。
【SNSやYouTubeを採用に活用するデメリット】
・運用には時間と手間がかかる
・費用対効果がわかりにくい
2つのデメリットの中身を明らかにしていきましょう。
SNSの効果を高めるためには、コンスタントに情報を発信し続けることが重要です。投稿の内容を考えたり、ユーザーからのコメントに返信したり、日々の更新が担当者の負担になる場合があります。SNSのアカウントを作ったり投稿したりは無料でできますが、運用を続けるためには時間や手間がかかることを理解しておきましょう。
大きなデメリットの一つに、費用対効果がわかりにくいことがあります。SNSやYouTubeはあくまでも情報発信のためのツールなので、動画から直接エントリーすることはできません。採用ホームページ経由でエントリーしてもらう必要があるため、動画からの応募者数を算出するのは実質不可能です。
SNSやYouTubeを最大限に活用し、採用につなげるために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。この3点を意識すれば動画の効果がグッと高まります。
【採用動画の効果を高める3つの方法】
・自社サイトに誘導する
・短い動画を投稿する
・採用専用のアカウントを作る
それぞれのポイントを確認していきましょう。
第一に押さえておきたいのが、自社サイトへわかりやすく誘導することです。投稿のテキスト内にリンクを貼ったり、アカウントのプロフィールにリンクを載せたり、動画を見た人がストレスなくサイトにアクセスできるよう経路を整えておきましょう。
動画内にも、「気になったらプロフィールのリンクをクリック」「〇〇 採用 で検索」など、エントリー方法を記載しておくと親切です。動画を見て興味を持ってくれた人が離脱しないよう、細心の注意を払ってエントリーまでのルートをシミュレーションしてください。
SNSやYouTubeでは短い動画が好まれる傾向があります。これらのメディアの特性上、移動中や仕事や家事の合間に見られることが多いためです。動画は数十秒から1分程度の時間に収めるようにしましょう。
すでにアカウントを持っているのであれば、採用専用のアカウントを作ることでさらに効果を高めることができます。採用に関連する情報にしぼって情報を発信すればより求職者とコミュニケーションが取りやすくなるからです。会社説明会や採用イベントなどの重要な投稿が日常の投稿に埋もれにくくなるメリットもあります。
採用動画をSNSやYouTubeで運用することで、より多くの人に動画を視聴してもらえる可能性が高まることがわかりました。これらは無料で投稿や運用ができるので、動画の準備と並行してアカウントを作りを進めていきましょう。
次回は「採用動画を運用【後編】」としてYoutube・Twitter・Instagram・Facebookそれぞれの特徴や使い分け方を説明します。ぜひ併せて参考にしてください。