動画のクオリティは【依頼】で決まる!制作会社に伝えるべき項目4選

制作会社に動画を依頼するとき、「よくわからないから、おまかせしたい」「プロだから丸投げで依頼しても大丈夫!」と思っていませんか? それではクオリティの高い動画ができる可能性は下がってしまいます。
どんなに優秀なクリエイターでも、動画のコンセプトがわからなければ良い動画は作れません。つまり、動画のコンセプトを決めるこちら側の「依頼」が動画のクオリティに大きく関わるということです。
このページでは、動画のクオリティを左右する「依頼」について、打ち合わせで必ず制作会社に伝えたい項目を4つにまとめて紹介します。打ち合わせ前にしっかり準備して、クオリティの高い「依頼者」になりましょう。

制作会社に動画を丸投げしていませんか?

「制作会社はプロだから丸投げしても大丈夫」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。制作会社のクリエイターは動画を作るプロだとしても、あなたの会社やサービスのことを知らない可能性が高いからです。なにも知らない人が、簡単な資料をもとに動画を作ったとしてもクオリティの高い作品は生まれません。サービスのことをよく知っている人物(=自社の担当者)と、動画制作のプロ(=制作会社のクリエイター)の知識やスキルが合わさって初めて良い動画ができあがります。

サービスのことを一番よく知る人物として、事前に準備をして打ち合わせに臨み、責任を持って依頼する姿勢が重要です。打ち合わせでは、受け身で説明を聞くのではなく、積極的に発言していきましょう。次の章では、依頼時に必ず伝えたい項目をまとめました。

動画制作依頼時に伝えたい4つの項目

依頼時に必ず伝えたい内容を4つ紹介します。依頼者側であっても打ち合わせ前の準備は不可欠です。これから挙げる4つの内容を不足なく伝えられるよう、社内で話し合いを進めていきましょう。

1.サービスの特徴

サービスや会社の特徴は、動画の中心となる必要不可欠な情報です。資料やパンフレットを使って説明しても良いですが、制作する側として消費者以上に商品にくわしくなってもらう必要があるので、顧客には言わないような情報もわかりやすく整理して伝えるようにしましょう。

スペックや価格・使用方法などの表面的な情報から、強み・弱み・独自性などの内部向けの情報までしっかり共有して、商品やサービスについて深く理解してもらってください。

2.ターゲットの人物像

商品やサービスのターゲットとなる人物像を具体的に伝えましょう。年齢・性別・ライフスタイル・趣味嗜好などをできるだけ細かく設定して動画の構成や内容に反映させることで、ターゲットの印象に残る1本ができます。また、動画を見る媒体・環境が想定できるのであれば、途中で離脱しにくくなるよう、動画内に「仕掛け」を入れておくことができます。

3.動画の用途や長さ

動画の用途や掲載する媒体が決まっている場合は、漏れなく伝えてください。たとえば、ホームページのトップページに掲載する動画なのか、動画広告として使うのかなど、用途によって動画の長さやフォーマットは異なります。動画の長さは費用にも関わるので、綿密に話し合っておきたいポイントです。

いくら内容が優れた動画でも、視聴者に見てもらえなければ意味がありません。最適な形で視聴者に届けられるよう、用途に合った動画を作ることにもこだわりましょう。

4.動画の仕上がりイメージ

動画の仕上がりイメージを伝えておくことで、「思っていた動画と違う」というトラブルが起きにくくなります。文面のみでイメージを共有すると、自身と制作会社間でとらえ方の違いが生じる場合があるので、可能であれば実際の動画を準備しましょう。

「参考にしたい動画が思い浮かばない」という場合はインターネットの力を借りてみてはいかがでしょうか。たとえば、Googleで「採用 動画」「ブランディング 動画」と検索すると各社の動画がヒットします。動画のまとめ記事も、読み切れないほど出てくるでしょう。動画のイメージがまだない場合は、まとめ記事に目を通すとジャンルごとに比較できて考えがまとまりやすいです。

イメージに近い動画をいくつか見つけて制作会社に渡せば、あとはお互いのイメージを擦り合わせればよいので、打ち合わせもスムーズです。ここまでできると、動画のクオリティが格段に高まります。

まとめ

このページではクオリティの高い動画を作るための依頼側の準備や心構えを解説しました。動画は、静止画デザインよりも制作費用が高く、長く使うことになるアイテムです。完成したあとに後悔しないよう、本記事を参考にしっかり準備を進めていきましょう。