DMはお客様の手元に直接イベントやキャンペーンの案内を届けられる便利なツールですが、作業の多さがネックになりがち。「DMを発送したいけど、時間も人も足りない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか？

特に時間が取られるのが、宛名印刷や封入作業。顧客の名前や住所をミスなく印刷して、カタログやキャンペーンチラシを入れるのに数日かかることもあります。最近では、地域や志向など顧客の特性に合わせてメッセージや案内内容をカスタマイズするマーケティングが主流になっており、作業の複雑さがさらに増すことが予想されます。

このページでは、作業工数が多くなりがちなDM発送の【今どきの事情】を解説。自社制作や印刷会社への依頼など、「ほかの会社はどうしてる？」を印刷会社の視点で切り込んでいきます。手軽にDMを発送できる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

DMは有効なマーケティングツールの一つ。「お気に入りのお店からDMが届いてうれしくなった」「中身のクーポンでお得に買い物できた」「新製品の情報が気になってついお店に足を運んだ」など、誰にでも思い当たるエピソードがあるはずです。

優秀なツールである一方、DMは発送物の内容が多岐に渡るため、挨拶状やはがきに比べて作業が多くなりがちです。次のような工程を自社ですべて行おうとするとそれなりの作業時間と人員を確保する必要があります。

【DM発送に必要な作業】
・企画立案（なにを送るか、誰に送るかなどDMの使用を設計する）
・制作（チラシ、パンフレット、クーポン、封筒などをデザインする）
・印刷（発送物を印刷する）
・ラベル印刷・宛名印刷（宛先データを入力する、ラベルを出力する）
・封入（発送物を仕分ける、封筒へ入れ封をする）
・発送（郵便局やメール便で発送する）
・保管（予備の発送物や封筒を保管する）

上記以外にもキャンペーンやイベントごとに内容を変えて送ったり、宛先リストを更新したりする作業も発生します。次の章では「DM発送どうしてる？」にお答えするべく、今どきのDM事情に迫っていきます。

2023年4月現在、各社のDM発送はおおむね次の3パターンに分けられます。

■全ての工程を自社で行う
■印刷のみ外部に依頼する
■企画～発送までワンストップのサービスを利用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

印刷から封入や発送を全て自社で行うパターンです。送る件数が少ない場合や、外注にコストをかけたくない場合は、自社のリソースを使うのが良いでしょう。

メリットはコストが抑えられることやオリジナリティを出しやすいことです。デメリットは時間と作業人数の確保が必要なことや、印刷機の性能によって印刷物のクオリティに差が出ることです。

チラシやパンフレットなどカラー印刷を外部に依頼し、封筒の手配や、封入、発送作業は自社で行うパターンです。クオリティが高い印刷物を送りたい場合や、送る件数が少なく人員が確保できる場合はこのパターンが有効です。

メリットは内容物をきれいに印刷できることやオリジナリティを出しやすいことです。デメリットは印刷物が納品されるまで作業がストップすることです。発注から納品まで1週間程度かかることもあるので、納品までの時間を計算して発送スケジュールを立てる必要があります。

最後に紹介するのは、DM発送に特化したワンストップサービスを利用するパターンです。DMやメール便の発送代行として、送るために必要な作業をワンストップで代行してくれます。

【DMワンストップサービスの作業の流れ】
１．企画立案／仕様設計
２．制作・編集
３．印刷
４．データ加工（宛名リストからラベルへの加工）
５．封入・発送
６．保管

なにを送るか、という企画立案から印刷はもちろん、発送先の宛名リストを渡せばデータを加工して宛名の印刷まで依頼できます。メリットはワンストップで大量のDMを送れること、定期的な発送ができること、デメリットはオリジナリティが出しにくいことや、少量の発送では自社で行うよりはコストが高いことです。

送る件数が多い場合や、発送準備に時間や人員をさけない場合にぜひとも利用したいサービスです。

このページでは、2023年4月のDM事情として、発送までの流れや便利なワンストップサービスを紹介しました。新潟印刷でも、お客様のサービスや消費者ニーズに合わせた最適なDMマーケティングをご提案しております。印刷はもちろん、企画から発送までワンストップでお任せいただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

参考：DM・メール便の発送代行