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高精細印刷「FMスクリーン」方式とは? 本物の美しさを再現する印刷技術

印刷でより本物に近いリアルな質感を再現したい、細部まではっきりと印刷したいと思ったことはありませんか? 今回は通常の印刷方式よりも再現度が高く、細部までキレイに表現できる高精細な印刷方式「FMスクリーン」を紹介します。FMスクリーン方式で印刷することで、印刷物の質が高まります。パンフレットやカタログの質にこだわりたい人にぜひ試してほしい印刷方式です。

高精細印刷と通常の印刷の違い

印刷物は小さな点(以下、ドット)が集まって色の濃淡が表現されています。高精細なFMスクリーン印刷ではドットの大きさや密度が通常の印刷方法と異なるのが特徴です。FMスクリーン印刷のドットの特徴を紹介します。

【FMスクリーン印刷のドットの特徴】
・ドットが小さい
・ドットの密度の変化で濃淡を表現する

通常の印刷物はドットの大きさで色の濃さを表現し、大きいドット=色が濃い部分になります。FMスクリーン印刷では、大きさが同じドットを使って、ドットの密度で濃淡を表現するのが特徴です。FMスクリーン印刷では肉眼では見えない数十ミクロンの極小ドットを使用し、通常の印刷物よりも1インチ当たり約1.7倍のドット数で表現されます。したがって、通常の印刷物よりも目の細かい「高精細」な表現が可能になります。

高精細印刷のメリット


高精細印刷のメリット

高精細印刷の特徴は色の再現度が高いことですが、具体的には次のようなメリットがあります。

質感の再現度が高い

高精細印刷を用いることによって商材の質感の再現性が高まり、貴金属の光沢や人間の肌のなめらかさなどがリアルに表現できます。また、従来の印刷で起こりがちなモアレ(干渉線)や線切れも軽減され、きめ細やかな描写の表現が可能です。

グラデーションがより滑らかに表現できる

高精細印刷では、ドットの個数を増やすことで色の再現域が拡大します。従来の印刷では表現できなかった色合いが表現できるので、色と色の間の中間領域の彩度が向上し、グラデーションがより滑らかに表現できるメリットがあります。

縮小した文字やイラストが見やすくなる

高精細印刷は、細かい文字・イラスト・ロゴなどの細部の表現に適しています。細部まではっきり印刷することができるので、文字や絵柄がつぶれて見えづらくなることがありません。

モノクロ印刷を立体的に表現できる

黒色1色で仕上げるモノクロ印刷は、質感や奥行きを表現するのが難しいとされています。高精細印刷を行うことでモノクロ印刷であっても、カラー印刷のような質感や奥行きの再現が可能です。

高精細印刷のデメリット


高精細印刷のデメリット

再現性が高い高精細印刷ですがデメリットもあります。

不向きな紙・印刷データがある

高精細印刷のメリットを活かすためには、用紙やデータ選びが重要になります。上質紙などの非塗工紙や解像度が低い印刷データは高精細印刷に不向きです。印刷を依頼する前に印刷会社に相談するようにしてください。

価格が高い

高精細印刷は通常の印刷よりも印刷費が高いです。また、特殊な技術が必要な印刷方式なので印刷会社によっては対応ができない場合があります。印刷会社と事前に確認してトラブルがないようにしましょう。

おすすめの印刷物


おすすめの高精細印刷

高精細印刷を用いることで、印刷物の質がぐっと高まるおすすめの印刷物を紹介します。

車・時計・楽器などのパンフレット

高精細印刷を用いることによって商材の質感の再現性が高まり、貴金属の光沢や人間の肌のなめらかさなどがリアルに表現できます。また、従来の印刷で起こりがちなモアレ(干渉線)や線切れも軽減され、きめ細やかな描写の表現が可能です。FMスクリーンを用いると、車や時計や楽器などの貴金属のリアルな質感が再現できます。価格帯が高い商品の場合、パンフレットやカタログ自体の高級感の演出ができるというメリットもあります。

着物や毛皮などのきめ細やかな繊維類のカタログ

着物の細やかな模様や織物の繊維、毛皮の一本一本の質感をリアルに再現できるのもFMスクリーンの特徴です。モアレが入りやすいストライプ模様の生地でも、モアレを抑えて印刷できます。

美術品のカタログ

美術品や絵画など細部まで精細に表現したい商材にもFMスクリーン印刷が適しています。実物の色や細かい筆のタッチの再現性が高く、実物に近い表現にこだわった作品集に仕上がります。

住宅パンフレット

家の外観写真は通常の印刷方式を用いると、電線や網戸や瓦などにモアレ(干渉縞)が入ってしまう場合が多いです。モアレが起きにくいFMスクリーン方式で印刷すれば、実際の写真に近い仕上がりで印刷ができます。

モノクロ印刷のポスター

ポスターや写真集など仕上がりの質にこだわりたいモノクロの印刷にも高精細印刷がおすすめです。通常の1色刷りでは表現しにくい奥行きが再現でき、立体感を感じさせる迫力のある演出ができます。

まとめ


高精細印刷のまとめ

高精細印刷「FMスクリーン」方式を用いることで、質感・色・細部の再現性が高い印刷物ができます。車、時計、人の肌、美術品、住宅など質感や仕上がりにこだわりたいコンテンツにはFMスクリーン印刷がおすすめです。高精細な表現ができる印刷物で、商品の付加価値を高めるカタログやパンフレットを作成してみてはいかがですか?

新潟印刷では高い印刷技術で、お客様の「本物の美しさを再現したい」という想いにお応えします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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