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「ブランドブック」制作でブランド戦略を拡大!役割と制作手順を詳しく説明

「ブランド戦略を成功させたい」「社員に自社のブランドについてもっとよく知ってほしい」そんな悩みを解決するにはブランドブック制作が効果的です。せっかく考えたブランディングも社員やユーザーに伝わらなければ本来の目的が果たされません。ブランドブックを作れば、ブランドを浸透させることができ、ブランディング戦略が成功に近づきます。

このページではブランディング戦略を成功させたい人のために、ブランディングの役割や作り方を解説していきます。自社のブランディングを広く伝えて、ユーザーや社員にしっかりブランドの理念を伝えていきましょう。

ブランドブックはなんのために作るのか


ブランドブック

ブランドブックとは、ブランドの方向性や理念がまとめられた冊子です。ブランドを立ち上げた経緯やコンセプトを共有し、ブランドの世界観や大切にしていることをより広く伝えるために作られます。

ブランドブックのもう一つの大切な役割は、自社で働く従業員にブランドが目指す方向性を浸透させることです。また、就職先を検討している人に理念やビジョンを伝えることにより、共感が高い状態で入社してもらえるというメリットもあります。以上をまとめるとブランドブックには大きく分けて3つの役割があります。

【ブランドブックの役割】
・ユーザーにブランドの価値を伝える
→ブランドの世界観への共感が生まれ商品をリピートしてもらいやすくなる

・従業員に企業が目指す姿を浸透させる
→ブランドや商品に対する理解が深まり、日々の業務に反映しやすくなる

・求職者に会社の理念やビジョンを伝える
→自社とマッチングが高い求職者からの応募が集まる

ブランドブックの構成


ブランドブックのコンテンツ

ブランドブックには次の内容を記載するのが一般的です。

【ブランドブックの構成内容】
・ビジョン(企業の展望やあるべき姿)
・ミッション(企業が果たすべき使命・社会的役割)
・バリュー(社会に提供する価値)
・コンセプト(ブランドの考え方・世界観)
・メッセージ(ブランドを表すイメージを端的にまとめる)
・ロゴやシンボル

パンフレットやカタログと混同するかもしれませんが、パンフレットが商品紹介のツールであるのに対し、ブランドブックはブランド全体の価値を伝えるツールです。そのため、商品の紹介やサービスの説明は基本的に掲載しません。

ブランドブック制作の手順


ブランディング制作

ブランドブックは多くの場合、自社の一部のメンバーと外部のライター・デザイナー・印刷会社とで制作されます。コンセプトと構成を決めるのは自社メンバーが中心になって進め、大枠の内容が決まったらライターやデザイナーに発注するとスムーズです。全ての原稿が揃ったら印刷会社に発注します。手順を以下にまとめます。

【ブランドブックの制作手順】
1.制作メンバーを選定する
2.ライター・デザイナー・印刷会社を決める
3.コンセプトをまとめる
4.構成を決める
5.必要な素材や情報を集める
6.ライター・デザイナーが制作を進める
7.印刷

良いブランドブックを作るためのポイント


ポイント

良いブランドブックを作るために意識したいポイントを紹介します。

【良いブランドブックを作るための3つのポイント】
・情報量を抑える
・専門用語を使わない
・作成することを目的にしない
それぞれの項目に必要な考え方を紹介します。

情報量を抑える

情報量が多い冊子は読み手に敬遠されてしまいます。手に取った人に読んでもらいやすいよう、必要な情報を簡潔にまとめるようにしましょう。あれもこれもと詰め込むのではなく、本当に伝えたいエッセンスのみを綴ることが大切です。制作側の自己満足にならないように常に意識しましょう。

専門用語を使わない

難しい表現・読みにくい漢字・一般の人が使わない用語は避けて、誰が読んでも理解できる表現で制作しましょう。書いた内容がわかりにくいと、読んでもらいにくかったり、読んでもらえたとしても内容が誤って理解されたりする可能性が高まります。内容にこだわるのは重要ですが、表現に凝りすぎて読みにくい文章にならないように心がけてください。

作成することを目的にしない

ブランドブックは作成に時間がかかるので、ともすると作成すること自体が目的になってしまいかねません。社員やユーザーに読んでもらうこと、ビジョンや価値を浸透させることが目的であることを忘れずに、プロジェクトを進めていきましょう。

ブランドブックの活用法


ブランドブックの活用

ブランドブックが完成したら、特別なタイミングや機会を設けて配布するのが理想的です。ただ単に配布するよりも読んでもらいやすくなり、ブランディング戦略の成功に近づきます。社内向け・社外向けにおすすめの配布方法を紹介します。

配布時にセミナーやワークショップを開催する(社内向け)

社内の従業員に配布する際には、セミナーやワークショップを開催して社員同士の意見交換やアウトプットする機会を設けるのが効果的です。一番にブランドを理解してもらいたい社員に読んでもらえるよう、プロセスを工夫してみましょう。

商品にブランドブックを同封する(社外向け)

自社製品を購入してくれた顧客に送付することで、商品だけでなくブランド全体に対する興味や愛着を持ってもらえるきっかけになります。ブランドの理念に共感が生まれれば、商品のリピートや他のシリーズの商品の購入を促すことにもつながります。ブランドブックを活用して、より繋がりの濃いファンを作っていきましょう。

まとめ


まとめ

ブランディング戦略の成功に欠かせないブランドブック。社員と会社の目指す先を揃え、価値観に共感してくれる繋がりの濃いファンを作る魅力的なアイテムです。ぜひ制作を検討してみてください。

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