モーショングラフィックスは文字やイラストに動きを付け、動画を視覚的に強調させる手法です。作成した動画にもの足りなさを感じる場合、オープニングやアクセントをつけたい箇所にモーショングラフィックスを使用すると印象に残る動画に仕上がります。 この記事ではモーショングラフィックスの事例や基本的な作り方を解説します。モーショングラフィックスを活用して訴求効果の高い動画を作成しましょう。

モーショングラフィックスは文字や図形に動きをつけて視覚的に印象づける手法です。動画広告やYoutube動画のオープニングで用いられ、躍動感のある動きで見る人の目を惹きつけます。
モーショングラフィックスの例としてこちらの動画をご覧ください。
文字やイラストが動き、静止画で見るよりも視覚的なインパクトが大きいです。さらに動きに合わせて音楽やナレーションをつけることでより強く印象に残る動画に仕上がります。
モーショングラフィックスには印象を強めるだけでなく、情報をわかりやすく伝える効果もあります。特に変化や移動を説明するような場面に適しており、動きでイメージを伝えることにより、静止画やテキストで伝えるよりも格段にわかりやすくなります。そういった理由から図形や数学や理科の動画教材でも用いられることが多いです。
また、モーショングラフィックスは既存の素材のみで制作が可能なので、撮影が必要ない場合がほとんどです。そのため制作時間や制作コストを抑えられるメリットがあります。
以下の章ではモーショングラフィックスの事例や作り方を紹介していきます。

モーショングラフィックスを使って作成された動画広告の事例を紹介します。
事例：駐車場サービス「トメトク」の動画広告
オープニングや画面の切り替え時に文字やイラストが動き、見る人を惹きつける演出が盛り込まれています。使用手順の説明では操作方法に合わせてイラストを動かし、文字を読まなくても手順が理解できるように作られているのが特徴です。インターネット上にはほかにもたくさんの事例が紹介されているので、気になる動画を見つけてみてくださいね。

続いて作り方をみていきましょう。

モーショングラフィックスの作り方を5つのステップで紹介します。それぞれのステップを詳しくみていきましょう。

まずは動画のストーリーを決めます。動画を見た人にどのような行動を起こしてもらいたいかをゴールに定め、ゴールに向かって全体の台本を作るイメージです。

つぎにストーリーが決まったら、内容を絵に落とし込みます。個人で作成する場合は絵コンテの作成を行わない場合もありますが、制作会社に依頼したり複数名で作成したりする際は、イメージを明確にするためにも絵コンテの作成が重要です。

さらに使用する文字やイラストなどの素材を準備します。画像編集ソフトを使って自作したり、フリー素材やテンプレートを活用したり、必要があれば撮影を依頼したりします。全体の色味や世界観などを決めて、統一感が出るようにしましょう。表現方法や動かし方もテーマに沿ったものを選ぶことが大切です。

ストーリーと絵コンテをもとに素材を組み立てる作業が編集です。専用のソフトやアプリを使って素材をつなぎ合わせたり、不要な部分をカットしたりします。必要に応じてテロップを入れることもあります。

映像が仕上がったら、最後は動画に音を付けていきます。モーショングラフィックスは一般のアニメーションとは異なり、キャラクターが話すことはあまりありません。動きやテロップに合わせて、ナレーション・効果音・BGMを入れる作業を行っていきましょう。音入れが完了したら全編を通して再生し、問題がなければ完成です。

この記事ではモーショングラフィックスの特徴・事例・作り方を解説しました。モーショングラフィックスは訴求内容を印象付けたり、情報をわかりやすく伝えたりするために有効な手法です。撮影を伴う一般の動画制作よりも制作時間が短くコストも抑えられるので、手軽にチャレンジできるのもメリットの一つです。新潟印刷ではモーショングラフィックスを用いた動画制作を承っております。訴求内容やイメージのヒアリングを行い、高いデザイン力と技術力を活かしてお客様の課題を解決するお手伝いをいたします。ぜひお気軽にご相談ください。